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iCARE HOME 家庭用眼圧測定器
NEWS!
家庭用眼圧計
緑内障の管理を自宅でも行いたい方のために…
緑内障の治療とは進行抑制のため眼圧をさげることです。
しかし、どこまで眼圧をさげればよいかは、患者さんによって違いがあり前もってはわからないということが問題です。また眼圧は時間帯によって変動することが知られています。日中の診察時の眼圧が低くても緑内障が悪化してしまう方の場合、夜間や朝方に眼圧が高いことがあり、また落屑緑内障という緑内障は日によっても眼圧変動が大きく、1-2ヶ月に1回の眼圧検査では把握できないことがあります。
そこで自宅で眼圧が管理できる眼圧計、「iCARE HOME」というが発売されました
1.「iCARE HOME」の長所
1.自分で管理できること 血圧や体重、血糖値などと同様に自分で記録をとることにより、忘れやすい点眼治療を継続する意欲が保ちやすくなる
2.早朝夜間の眼圧変動や、日々の変動の把握によって、進行の危険性が発見しやすくなること
3.緑内障治療の目的である、眼圧下降効果の維持を確認できる
2.「iCARE HOME」の注意点
購入しても診察は必要です
通常の緑内障の診察では、眼圧の状態だけではなく、視野の悪化の有無、治療薬の副作用、眼底検査やOCTなどにより視神経乳頭や網膜の変化を見ています。この結果をみて、通常は緑内障の悪化の有無を確認しています。そのため、通常の診察は必要です。
※ アイケアHOME本体には測定値を表示する機能はありません。測定が正しく行えたかどうかはインジケーターが知らせます。
※ アイケアHOME本体に記録された測定値や測定時間などのデータをパソコンに転送し、パソコン上で確認・管理します。そのため、パソコンが必要です。
3. 「iCARE HOME」が必要な方
1.治療効果の目安である眼圧の確認が自宅で任意の時間に行えること
2.自分の病気についてある程度、自己管理したい方
3.転勤が多く、かかりつけの眼科の変更があってもデータを生かしたい方
4.海外、他の病気などで療養が必要な方や長期の出張などで診察の頻度が少なくなってしまう方など ※視野異常が重篤な緑内障の方や眼圧の変動が激しい緑内障の方以外は一般的には通常の診察で問題ないため、診察にて必要性を判断します。