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メガネを作る前には眼科受診を
メガネの注意点
眼科専門医と眼鏡屋の役割を理解しましょう。
- 1)メガネを作成しないければならない人は病気が隠れている可能性を考えましょう
- 2)眼鏡店の検眼では病気の確認はできないため、眼科専門医の検査が必要
- 3)信頼できる眼鏡屋を選びましょう
- 4)細かい調整が必要なので来店可能な眼鏡屋を選びましょう
見えにくいときには眼科の検査を
視力が落ちたとき、見えにくいとき、 1)眼鏡やコンタクトレンズで視力がでるもの 2)病気の発生が原因のため眼鏡やコンタクトレンズでも視力がでない場合 と区別されます。
眼鏡をかけて見えれば問題はない?
いいえ、そうとはいいきれません。 視力とは眼の機能のほんの一部分を評価するものにすぎず、それ以外に問題があれば視力は異常なしとなってしまうことがあります。 その代表的なものとして、緑内障、網膜剥離、糖尿病などを原因とする網膜の出血、場合によっては脳腫瘍などがあります。 これらは病状、段階によっては自覚症状が乏しいことがあるのです。 特に糖尿病と緑内障の患者さんは現在の日本では数多くおり、両者とも初期は症状に乏しいことが特徴です。 直接眼鏡屋で検眼し、「メガネで見えた」と眼科に受診しない人がいます。あくまでメガネそのものに関して調べたでけであって、医療としての検診の役割はほとんど果たしていないということを知らない方もいるようです。 現在の人間ドックの検診でも眼科専門の医療機器の発達に追いついていないことが現状であり、ましてや眼鏡屋で行う検眼はあくまでメガネ作成が目的であり、検診としての役割は存在しません。
- OCT検査
- OCTアンギオグラフィー
- 広角眼底カメラ(DAYTONA)
- 視野検査
病気がないことを確認する検査
子供の眼鏡処方箋が重要な理由
特に斜視や弱視の治療中の方、心因性視力障害の方などが眼鏡を作るとき、調節麻痺剤に分類される点眼を行ってから近視や遠視、乱視の程度を測定する場合があります。 この点眼を使用しないと正確な眼鏡が作れないからであり、薬剤を使用するので医療機関でしか行えない行為です。この点眼を使用しなければならない人は眼鏡屋では判別できない場合もあるため、処方箋なしでメガネが作成され、治療に支障が生じることがあります。
信頼できるメガネ店を選びましょう
眼科の責務は視力があったときそれは単にメガネを作成するだけでいいのか、治療が必要なものが存在しないのかを確認、治療し、眼鏡処方箋を発行することです。 一方、眼鏡屋の責務は、適正なメガネを作製し、フィッティング調整することにあります。 まれですがフレームやレンズなどの材料に問題がある場合があります。 また、作成後にフレームなどの調整が必要な場合もあります。 仮のフレームとテスト用のレンズで眼鏡装用の疑似確認を行っているので出来上がったメガネで不具合を感じることもあったり、 または遠近両用の眼鏡を使いこなせないなど正しく作成されてもおかしく感じる場合もあります。 専門家である眼鏡屋にフレームの調整やレンズの度数の調整もお願いすることになるので来店できる範囲の距離にある信頼できる眼鏡屋さんを選んでください。